2023年6月6日にJRA(日本中央競馬会)から「2023年度顕彰馬」が発表されましたが、無敗の三冠馬である「コントレイル」がわずか1票足りず選定を逃しました。
これには競馬ファンにも衝撃を与え、ネットやSNSでは「なぜ選ばれない!」「顕彰馬の基準はどうなっているんだ!」「来年はイケるんじゃない?」という声もチラホラ…
そこで今回は、なぜコントレイルが2023年に顕彰馬に選ばれなかったのか、そして来年コントレイルが顕彰馬に選ばれる可能性について考察してみます!
コントレイルが2023年に顕彰馬に選ばれなかった理由
コントレイルは、ディープインパクトという伝説的に強かった馬の子どもで、自身も2020年に無敗で三冠を達成した父親にも負けない名馬です!
しかし、そんなコントレイルも2023年の顕彰馬では、選定基準である156票以上にわずか1票足りず選定を逃してしまいました。
コントレイルの実績は確かなものがありますが、顕彰馬選定は「競馬記者の投票」によるもの。
その年の競馬の流れや他の候補馬の存在も影響しますから、結果は予想外のものになることもあるんですね。
顕彰馬の選定基準とその仕組み
顕彰馬とは、中央競馬の発展に特に貢献した馬を称えるための制度で、いわゆる「殿堂入り」ということです。
選定基準は、JRAの登録を抹消して1年以上経過した馬で、競走成績や種牡馬または繁殖牝馬として特別な活躍をした馬が対象となります。
選定は記者投票により、得票数が全投票数の4分の3以上であれば顕彰馬に選ばれます。
■2023年度顕彰馬の選定
顕彰馬の選定方法
投票者数(記者207名)の4分の3以上(156票以上)の票を得た馬
顕彰馬の選定基準
中央競馬の競走馬登録を受けていた馬で、
- 競走成績が特に優秀であると認められる馬
- 競走成績が優秀であって、種牡馬又は繁殖牝馬としてその産駒の競走成績が特に優秀であると認められる馬
- その他、中央競馬の発展に特に貢献があったと認められる馬
顕彰馬の選定対象馬
2002年4月1日から2022年3月31日の間に競走馬登録を抹消した馬
JRA「2023年度顕彰馬の選定」
しかし、この基準に不満を抱えている競馬ファンが結構いるみたいです!
来年コントレイルが顕彰馬に選ばれる可能性
来年コントレイルが顕彰馬に選ばれる可能性は十分にあります!
2023年の選定で1票差という僅差だったことを考えると、その可能性は高いと言えるでしょう。
コントレイルの実績は揺るぎないものがありますし、その活躍は多くの競馬ファンの記憶に今も鮮明に残っていますからね。
まとめ
コントレイルが2023年に顕彰馬に選ばれなかった理由は、競馬記者の投票による選定で1票足りなかったからです。
しかし、その実績と人気を考えれば、来年の2024年度には、顕彰馬へ選ばれる可能性は高いと言えます。
競馬は予想が難しく、結果は常に予想外のものになりますが、それが競馬の醍醐味でもありますね。