ソダシは、白毛の馬として史上初の重賞やG1レースを勝利した競走馬です。
そんなソダシですが、2023年時点で5歳となり、引退の噂もささやかれています。
そこで、
- ソダシの引退はいつになるのか
- 最後はどのレースで引退するのか
- 5歳(2023年)で引退する可能性3つ
について、一緒に見ていきましょう。
ソダシ|引退するのはいつ?
結論から言うと、ソダシが引退する可能性としては、
で引退する可能性が高いといえます。
ソダシは白毛の馬として、2021年の桜花賞で史上初の歴史的な勝利を飾った素晴らしい馬です。
そのソダシの引退時期について、公式な発表はありません(2023年9月9日時点)
しかし、一般的に牝馬の競走馬は
「5歳から6歳」で引退
することが多いです。
そのため、ソダシも
が高いといえます。
もし、5歳(2023年)で引退となれば、最後のレースは華々しく、マイルCSなどの『G1レース』になるかもしれませんね。
ソダシは秋、どうするんだろう?マイルチャンピオンシップで引退とか?
X(Twitter)
ソダシ|5歳(2023年)で引退?その理由3選
競走馬の引退は、
- オーナーである馬主
- 管理している調教師
などが、馬の健康や成績などを総合的に判断して「引退の時期」を決めます。
そのため、名牝馬であっても、5歳から6歳で引退するケースが多数あり、
が十分あります。
そこで、ソダシが5歳(2023年)で引退するかもしれない理由3つを、以下のとおりに挙げておきます。
理由①:ケガや病気による能力低下の恐れ
競走馬は、レースや調教で激しい負荷をかけるため、ケガや病気になりやすいです。
特に、脚部のケガは競走馬にとって致命的で、回復しても以前の能力を発揮できないことが多いです。
また、年齢とともに体力やスピードも衰えていきます。
そのため、ケガや病気をした場合には、引退を選択することがあります。
例えば、2012年9月に引退した牝馬3冠馬の「アパパネ」は、同年に右前浅屈腱炎を発症したことから、引退発表し、その後繁殖入りをしています。
当時、アパパネを管理していた国枝調教師によると
アパパネの症状としてはごく軽度のものだけど、これだけの実績がある馬で、次の仕事がありますからね。
国枝調教師
との、引退理由を語っていました。
理由②:繁殖馬としての価値が高い
牝馬は、自身の実績や血統によって、繁殖馬としての需要が高くなります。
繁殖馬としての寿命は限られており、一般的には4歳から14歳までとされています。
また、子作りに適した体になるのが6歳前後ともいわれています。
それを裏付けるかのように、クラブ法人の約定では、6歳で繁殖入りさせる約定となっているところも見かけます。
当該出資馬が牝馬の場合は、6歳3月末を引退・運用終了期限とします。
シルクホースクラブ
牝馬の場合は、6歳3月末を引退・運用終了期限とします。ただし、クラブ法人が馬体状況、競走成績及び当該出資馬に係る維持費出資金の残高状況等を考慮し、運用期間を延長または短縮することがあります。
DMMバヌーシー
そのため、繁殖馬としての価値が高くなる5歳から6歳の時期に、繁殖馬としての第二の人生を歩むため、引退する場合が多いようです。
理由③:成績不振や競争相手(若い馬など)の台頭による変化
競走馬は、自身の能力やコンディションだけでなく、競争相手やコースなどの要素にも左右されます。
そのため、一時期は活躍していた名牝馬でも、成績が振るわなくなることがあります。
また、年齢とともにレース適性が変化することもあります。
若い頃は中距離戦で活躍していた馬でも、年を取るとマイル以下の距離に適応することがあります。
例えば、2017年に引退した名牝馬「ミッキークイーン」は、2015年に
- オークス:1着
- 秋華賞:1着
を含めた中距離(2000〜2400m)でのレースで、3勝をしています。
しかし、2016年に入ってからは成績が下降線をたどり、2着や3着と勝ちきれない状態が続きます。
そこで、2017年に1600mのレースである「サンスポ杯阪神牝馬S(G2)」へ出走したところ、見事に勝利を掴みました。
その後、マイルや中距離などの
- ヴィクトリアマイル(G1):7着
- 宝塚記念(G1):3着
- エリザベス女王杯(G1):11着
- 有馬記念(G1):11着
へ出走しましたが、「モズカッチャン」などの若い馬などの台頭で、有馬記念が最後のレースとなりました。
このように、距離やレース適性、さらに競争相手が強い場合は「引退」を決断する場合もあります。
ソダシ|引退後について
ソダシの引退後は『繁殖牝馬』として、活躍することが期待されます。
ソダシの母であるブチコや祖母であるシラユキヒメも、優秀な繁殖牝馬として「白毛馬」の一族を増やしています。
もし、ソダシが引退して繁殖牝馬となった場合は、白毛馬の伝説を継承する素晴らしい仔馬を産んでくれることでしょう。
ソダシ|脚部不安により電撃引退(2023年10月1日追記)
ソダシ・電撃引退について
2023年10月1日、白毛のアイドルホース・ソダシは、
と、管理している須貝調教師より発表がありました。
ソダシは、前走・安田記念7着後に脚部不安を発症し、北海道苫小牧市のノーザンファームで休養していました。
今後は、生まれ故郷のノーザンファームで繁殖牝馬になる予定です。
ソダシ・引退の理由について
ソダシの引退理由としては、ソダシのオーナーである金子真人氏が、
との「引退」を示唆するコメントがあったからです。
ソダシは2023年6月に安田記念で7着に敗れた後、脚部不安を発症したことでノーザンファーム空港で休養に入っていました。
その後、ソダシの全妹である「ママコチャ」が、2023年10月1日にスプリンターズステークスを制し、G1馬となりました。
これがキッカケとなり「ソダシ」から「ママコチャ」へと血統・勝負服のバトンが渡され、ソダシの引退が決まったという流れになります。
今日ちょうど妹のママコチャがG1を勝ったことで、金子オーナーから「ちょうどいいタイミングでバトンを渡せるんじゃないか」とお話がありました。
ソダシは本当にファンの皆さまに愛されたと思います。
白毛として次々と歴史的快挙を成し遂げてくれました。
世界的にも注目される存在になり、本当によく頑張ってくれました。
妹のママコチャにいい形で引き継げると思いますし、今後はお母さんとして、また新しい伝説をつくってくれれば、と思います。
須貝調教師
ソダシ|引退に関する意見・反応
ここでは、ネットやSNSでソダシの引退に関するみんなの意見や反応を載せておきます。
なんかラストランはG1…みたいな空気感あるけど、個人的には阪神Cで引退というのも悪くない気はする。
netkeiba.com
定量戦だし。
マイルCS直行でそのまま引退?
netkeiba.com
マイルcs直行で、引退レースにフェブラリーか最後に高松宮試して繁殖かな?
netkeiba.com
「netkeiba.com」の掲示板では、次走はマイルCSではないかとの予想をしている人がみられます。
X(Twitter)のコメントを見ると、ソダシの引退について気になっている方が多かったです。
ソダシ|引退についてまとめ
今回は、ソダシが引退するのはいつになるのか、について見てきました。
牝馬の競走馬を見てみると、平均して5〜6歳で引退しているケースが多いことから、もしかしたらソダシも5歳の時期に「引退」する可能性が十分あるかもしれませんね。
今後も、ソダシの動向に注目していきましょう。